6/19 mumokuteki farm 田んぼ 草とり

記事公開日:2019.08.05

今日は6/5にcafeのスタッフたちも加わり手作業で田植えした稲のまわりに、さっそく芽をだしている雑草とりをしました。mumokuteki hall のザッキーです。

 

cafe、goods、倉庫、などmumokutekiのスタッフを募り30名ほどが京都市内から美山にあるmumokutekiの「みんなの家」へと向かいました。

 

到着後、皆でツナギに着替えまずはmumokuteki farmの無農薬の農法やこだわりのポイントについて、田んぼと畑とそれぞれに講習を受けました。

無農薬というのは、無農薬で育てるためにいろんな方法を試し、工夫し、試行錯誤しながら日々挑戦するものだと知りました。また、昨年試したがうまくいかなかったこと、それをふまえ今年チャレンジしている方法などのエピソードに、田んぼに行く前から静かに胸が熱くなります。

いざ出動!

 

小さな川沿いを歩きあぜ道に入ると、おたまじゃくしがうじゃうじゃとみえます。大きくてより黒いおたまじゃくしもかなりいると思えばそれはイモリでした。あぜ道と田んぼの境目の茂みに泡の塊もいつか発見、シュレーゲルアオガエルの卵のよう。

 

どのような草をいかにとるのか?

 

そしてまずはfarmスタッフからどのように草を除いていくのかの説明を受けます。

草は主に2種類。「稗(ひえ)」は抜く、「コナギ」は水中でほんの小さな芽が出ている程度ながら成長するとかなり厄介だそうで、これは田んぼの土ごと根を掻き回して再び根を張れないようにするとのこと。

 

水面からしっかり顔を出しているのが「稗」

水中で小さく葉を広げているのが「コナギ」

「コナギ」は「稗」をとっていると水が濁って見えなくなるのでとりあえず泥をかき混ぜ根をはがします。

さらさらとろとろの泥に雑草が意外と深く根をはっています。

 

農薬使用を前提とした田んぼの稲は、まだ小さな段階で2,3本の少なさで田植えし、除草剤を撒き田んぼで成長させる。そのため抜けやすい。

それに対し、無農薬で育てるにはあらかじめ『塩水選』という方法で中身の詰まった種を選り、『温湯消毒』で種籾の病原菌を死滅させておき、『浸種』『催芽』『播種』『芽出し』『ビニールハウスでの育苗』を経て、さらに寒暖差にも耐えうるよう苗を外でトレーニングする『プール育苗』など幾重もの手間を重ね、稲を農薬栽培のそれよりは大きくしっかり育ててから、そして田んぼを掻き、水平に耕すことにより雑草を抑制する『耕し・代掻き』で土台を整えたうえでようやく田植えをします。

この農法もfarmスタッフが調べたり、他の農家さんから学び実践してます。

 

そのため、ここの稲はそうそうはへこたれない、抜けにくいのです。

草か稲か迷った時は、抜けにくいのが稲とのこと。

 

ふとこんなことを思った。例えば、風邪を引いたときに薬を飲んで早く治すか?普段から風邪を引かないよう食事や運動に手間や時間をかけているか?に似ている。

 

 

いよいよぬるりと田んぼに足を入れます。想像より深いぬかるみに立ち、足を取られながらミッションをこなすことに精一杯!まだ田植えから3週間しか経ってないのにも関わらず、稲同様に草も育ち盛り。

 

体勢がつかめず、腰の痛さを感じながら、足を取られて尻もちをついてしまいながら・・しかしコツを徐々につかみながら、始まると皆前へ前へ黙々と懸命に進みます。

 

なかなかキツイ!それでも草とりは稲作のほんの一部分。農家さんのこれらの手間があり、毎日お米をいただけていることを思うと、“もう一粒も残さない!”とあらためてこころに誓いました。

 

雑草、とったどー!

 

予定よりも早くすすみ、もう一枚追加で草とりをすることになりました。

農業は作戦が大事!と話し合い、先ほどとは作戦変更で挑むことに。

 

こちらは、足を踏み入れると先ほどの田んぼよりも泥が柔らかく深い。履いてる長靴も上から浸水して意味をなさなくなるほど。そして、植えた時期が違うのか?先ほどの田んぼよりは大きな雑草が少なくコナギくらいでした。引っこ抜くまでの大きな草はなく、泥をかき回すくらいであっさりと終えました。

 

しかし、聞けば植えた時期の問題ではなかったのです。

 

『冬期湛水』と言って、冬の間も田んぼに水を張り、土を柔らかく保ち、その浴槽効果で雑草の種が日光の届かない土深くまで沈む。そのことにより、春になっても草が芽を出すことができない。

二枚目の田んぼは、冬からこの農法を試していたという。

工夫次第で、田植え後の手間にこんな感じで差ができることを体感できました。

 

二枚の草をとったところで、ようやくお昼ご飯です!

みんなの家に戻り、ツナギを脱ぎ、BBQの準備をおこないます。

mumokuteki farmで取れたお野菜をはじめ、ご近所さんにもらったワラビや、信頼おける仲間から仕入れた鶏、豚、鹿、mumokuteki加工部が漬けた梅干しなどが所狭しと並びます。

 

BBQ用食材。鹿は事前に漬け込み、鶏も全部位そろってます。

野菜それぞれの味が濃い

ご近所さんにいただいた蕨で煮物を

mumokuteki farm産ラディッシュの酢漬け

合掌!

 

すべての農家さんやいただいた命に皆で感謝し合掌。

農作業後に、野山に囲まれ皆で食べる食事はとても贅沢な時間です。

 

BBQ奉行さんたちに感謝

 

手間暇かけて自分や家族や仲間が食べる分を育て、分け合い、料理し、皆で手を合わせいだだき、それ囲んで語り合うという人間の基本的なサイクル。

時間がないという理由で、誰かにそれらを任せ、さらには料理することまで任せ、購入し、1人黙々とカロリーを摂取するだけの食事になってることも多くなっている現実と照らしあわせ、今この食事と時間のありがたみをかみしめ、お肉も野菜もかみしめ頂きました。

 

もりもりいただきながら団欒

 

その後、畑も見に行くと、かぼちゃ、スイカ、じゃがいも、人参、ナス、ズッキーニ、ラディッシュ、など多くの作物が生育中でした。

昨年と同じ方法でも今年は育ちが悪い野菜もあると聞き、自然相手の難しさをその言葉からも感じました。

 

皆が野菜を育てて生活はできないからこそ、このような気づきの場をfarmスタッフだけでなく、普段は市内で生活するcafeやgoodsなどの販売スタッフとも共有してくれた「草とりだけにあらず」な貴重な1日となりました。

 

おつかれさまでした。


戻る

サイトマップ

online store

social media

language