みどり芽吹く時
記事公開日:2020.05.04
4月、京都と福井の県境に近い美山鶴ケ岡でも、桜が満開となり本格的な春の到来を感じる 花冷えを繰り返しながらゆっくりと陽気を増していく
5月、草木がいよいよ勢いを増す時 鳥のさえずりが心地よく響き、下草がびっちりと緑のじゅうたんをしきつめる万葉の季節
光さざめく田の水面を眺めながら辺りを踏青 コゴミやタラの芽、山ワサビなどの山菜採りに没頭する 自然に囲まれた、ここ美山鶴ケ岡で日々を丁寧に積み重ねていく
「トキ(時)」という日本語の語源は、「紐をトク」「氷をトク」などという場合の「トク」より、「存在するものがゆるみ、流動していくこと」を意味していた、という説もある
自然界には人間には計り知れない精妙な摂理が存在している 巡る季節の中で畑を営むには、この大きな自然の流れに逆らわず、滞りのない土を作ることが大切
ムモクテキファームでは、周りの山にある落ち葉や枯れ草、自家栽培米の籾殻や糠などを使って土作りをしています
担当 ファーム神谷
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