実りの秋の食べ物と、冬支度と。marchevol.16
記事公開日:2019.10.26
10月のmarcheは実りの季節に開催される年に一度の収穫の時期。
すっかり秋めいて急に寒くなりはじめたそんな頃、本日も朝から多くの方にお越しいただきました。
今日の会場内は、美し山の草木舎さんによる「野草茶づくりのワークショップ」と
HAHAHAUSさんによる「生薬でつくる風邪の漢方茶のワークショップ」があり、
その独特な香りに癒されながらの1日でした。
開店早々にお客さまが途切れず、2時頃にはすっかり完売してしまいまった【わっぱ堂/WAPPA DELI】。
大原の自家農園で栽培されたお野菜たっぷりのお弁当は美味!栗ご飯の栗は大きく、ちゃんとおこげもあり嬉しいかぎり。しば漬けには青じそが入っていてとても風味が良い。「完全予約制のお店の予約が取れないから今日お弁当をかいにきました!」とのお客様の言葉にも納得してしまいました。
デザイナーであるヨーガンレールの美意識を凝縮したものづくりを追求し続けるブランド「ババグーリ」。【MALDA】さんはその根底にある哲学と世界観を大切に丁寧にマフィンやクッキーなどを作っておられます。砂糖、卵、乳製品を使わずにつくられたマフィンは食べるのをためらうほど美しい。
このmarcheでの小さなブースのディスプレイであっても、その世界観はきっちりつくられてました。今度はさらにお店のイートインでその世界をじっくり味わいに行こうと思います。
季節の素材を使ったタルトなどの焼き菓子がぎっしり並べられた【焼き菓子工房コレット】さん。
お客さんがなかなか途切れずにやきもきしつつ、ようやく看板商品であるりんごのタルトを購入しいただきました。
薄くスライスされたりんごが美しく折り重なりぎっしり並んだ見た目も美しく、オーガニックな素材だけで整えられたお味がとてもお上品でした。
小麦が体に合わない人も最近は多いと聞きます。でも、パンは食べたい!
米粉で、しかもせっかくなら玄米で。そんな思いで個人で少量づつ作っておられる【Vegan x Gluten-free Lab.】さんの「玄米100%パン」は、小麦アレルギーの方はもちろんですが、お通じもよくなり体質も変わったとの声を多くいただくとのことです。
米粉を使ったタルトや焼き菓子がずらっと並びました。【おこめ食堂 なごみ】さんのタルトは、小麦はもちろん卵とバターも不使用とのことです。
小麦粉なしでここまで美味しものが揃っているって贅沢なmarcheだなと我ながら改めて感じます。
そろそろお腹が減る時間です。本日のお昼ごはんの出店は【from the farm 京丹波 高橋農園】さんです。
自家農園で無農薬・無肥料栽培した新米のご飯や秋野菜などをふんだんにちりばめられたなんと美しいお食事。
看板商品でもあるベジバーニャや豆乳マヨも使用されており、ランチで味わい美味しかったお客さまが多く買っておられました。
食後に【K+farm】さんのドリンクを。
今回の出店はドリンクメインでしたが、農家さんです。丁寧に育てた、店主と同じくかわいい野菜もカウンターに並びます。
これからランチやお弁当もやっていきたいと、いろいろ熱心に研究されてました。
台湾のお茶がこんなに香り高いことをはじめて体験できました。
【台湾ちゃちゃ】さんsw水出しでいただいた茉莉毛峰茶がとても香りが華やかで驚きました。そして茶葉が大きく分厚い!高地であればあるほど高級品とのことです。
そして急須で東方美人茶を淹れていただきました。小さな長細い器に入れてからそれを飲む器に移す、長細い器でその中に残り漂う香りだけを楽しみ、その後お茶をいただく。直接お茶から香るのともまた少しちがい、色も美しい。ちょっとづつ五感で変化を感じながらいただくと、少量のお茶でもとても満足できることに改めて気付かされました。
お茶だけでなく、いろんな食べ物や映画や音楽もそんな風に1つづつ丁寧に味わっていこうと、普段の生活にまで飛躍して感じることができたお茶です。
土曜の夜にリバーサイドカフェで台湾のお茶とご飯の営業をされてます。行ってみようとおもってます。
瀬戸内海の坊勢島で採れる海苔のみを使っておられる【OTOMONORI】。
しかも収穫シーズンの一番摘みだけ。
この一番摘みは貴重ながら、甘みと香りがしっかり強く、口溶けがいいそうなんです。海苔漁師さんたちに先ず出会い、こんなにいい海苔に出会い、しかしは売り方など分からず困っておられたとのこと。人が繋がって顔と顔を合わせていい商品が出来上がり私たちの元に届くっていいですね。ご飯にはもちろん、サラダやシンプルな和え物に海苔の風味が際立っていいなとおもいました。
江井ヶ島海岸に流れ着く流木で作られたインテリア雑貨を創っておられる素敵なご夫婦【明石 ボアフロッタン】。
できるだけニスなど何も塗らず、白木のままの木の風合いの良さを生かしたつくりにこだわっておられました。
「ノルマンディーの海岸から流れついてるかも?」とロマンを膨らませながら、流木のカタチにインスピレーションをもらい創作されてるとお話されてる目が輝いておりました。
常連さんを多く抱え、このmarche出店の日を毎回待ちわびてこられるお客さまも多数かかえる【プカプカ】。
腸が良い菌と共存すべく、非加熱で濾過されてないハチミツの大瓶が品薄だったところ、ヒヤヒヤしたがちょうど昨日とどいたばかりとのこと。貴重な蜂蜜は「たくさん」や「すぐに」入荷できるものでもないが、求めて来られる方に間に合ってよかったとおっしゃってました。
看板娘のウォンバットに今日も会えました。
いつもお野菜から植物、衣類までと生活にアクセントを与えてくれる【フランク菜ッパ】。
店主ヒューザさんのお眼鏡に叶ったいろんなものを並べてくださいます。商品より何よりも真ん中に鎮座している村八分の西部講堂でのライブのポスターが全てを物語ってくれてます。店主のええ塩梅のゆるい雰囲気とウィットに富んだコミュニケーション。
これを楽しみながらの買いものをする時間こそが魅力の半分を占めるんですよ。
また、いつも旬のお野菜を持ってきてくれる。【Tell Tale Bag × 369Works】丹波の黒豆の枝豆もちょうどシーズン真っ只中!まん丸に膨らんだ身がパンパンにつまってました。
そして、真菰(まこも)ってご存じですか?イネ科の真菰の根元に黒穂菌が寄生し根元が膨らんだ部分を食します。食感は柔らかい筍のようでもあり、とうもろこしのようなほのかな甘みもあるんです。このシーズンこれで最後というまだめずらしい真菰をレシピとともに。
秋の果物もたくさん並ぶ【安全農産供給センター】。
なかなかスーパーでは売ってない個人的に大好物の紅玉のりんご、大きな低農薬の柿も100円、梨も蜜柑もあれもこれもいつもの通りにたくさん買わせていただきました。
【mumokuteki farm】で収穫した安納芋やそれを使ったパウンドケーキやお米、小芋、味噌、佃煮、りんごジュースなど、加工品も含め秋の恵みのラインナップで。お味噌も多くの方にお味見していただけました。
いつも楽しみにしてくださりありがとうございます。
昼過ぎから季節外れの台風の影響をうけた雨が降り出し、夕方のmarcheは購買欲はひとおおり満たされ、お客様はまったりと奥のイートインスペースでいろんな会話や交流をたのしんでおられました。
Marcheとは物を購入するだけでなく、店主と会話を楽しみ、いろいろと教えてもらい、丁寧に暮らすというベースの共通する人たちの社交の場であるなと改めて感じた日でした。
いつも集っていただき、ありがとうございます。
次回は12月のmarcheの会場は、いつものmumokuteki hall を飛び出しての初の出張marcheとしての開催です。詳細が決まりましたらまたこの場で告知させていただきます。
楽しみにお待ちください。
※当 mumokuteki hall はどなたでもレンタル利用いただけます。
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